オススメ度:★★★☆☆
想定株価:3030Y
下値:1700Y
投資ストーリー:「2年スパン。24年問題対策としてのパレットレンタル高成長」
材料
❌️1Q決算
1Q決算は進捗8.6%と振るわない結果になりました。
当社の主要取引先である石油化学樹脂関連企業向けレンタルは、顧客側の生産調整や在庫削減等の影響を受けて取引数量が減少し、その他一般顧客向けレンタルも減産等の要因によりレンタル需要が伸び悩みました。
1Q決算短信より引用。
石化向けレンタルは市況の揺れもあるでしょうが、一般顧客向けのレンタルの伸び悩みは、「24年問題の解決策として一貫パレチゼーション需要で成長する」というストーリーが思うように進んでいないことになるので問題です。
事業価値
当期利益の見積もりを1200MY->1100MYに下げました。
後述通り負債が減りましたが株価も下がったのでネットキャッシュ比率も変わらず-0.5ほど、想定PERは変更なし。
資産価値
現金が130MYほど減りましたが、負債は「流動:その他(その他って何??)」と「固定:長期借入金」が200MYずつほど減り、財務はやや改善しました(元々そんなに良くはないですが)。
総評
「24年問題対策としてのパレットレンタル」が前回懸念した通り相手にされておらず、成長確度が下がった印象です。
下値は好業績で株価水準が一気に上昇した23年以前の1700Yとします。
パレットのレンタルよりは販売が伸びていることや浅香工業の好調などを見ると、24年問題対策は物流倉庫等拠点の建造に資金が向かっている印象があります。