オススメ度:★★★★☆
想定株価:
24 2949Y
25 1978Y
26 1877Y
下値:1300Y
上昇シナリオ:「特需見込みの利益が定着しての見直し反発」
投資スパン:1年
⭕️好調な決算
8/8に1Q決算が出ました。
経常利益の通気進捗率85%と、非常に順調な状況です。
ただ、これに関しては好調な物流機器の売上計上案件が1Qに集中したと短信に記載があり、受注は減少傾向とのこと。
物流機器の好調は三菱ロジスへの販売が大きな割合を占めており、24年の前期比117%もほぼ三菱ロジスへの販売高の増加が占めているようです。
逆に言えば、それ以外への物流機器販売高は24年期、23年期で変化がなく、1300MY程度になります。
⭕️割安感
前回はショベルが数年スパンでは斜陽になり、物流機器の利益がいずれ剥落すると考えてイマイチだと思いましたが、よく見ると実際は販売実績の通りショベルの売上高は全体の10%ほどです。
株価は23年後半から物流機器の好調に期待が高まったものの24年期本決算での減益予想で急落。
24年期の一過性特需に終わると見なされた印象です。
増収増益までいかず多少剥落しても物流機器での利益がある程度定着するだけでも経常利益250MY, 純利益170MY程度で、1700円まで上がってもPER10倍。割安感で見直し買いの余地があると思いました。
ただし、三菱ロジスの動向への依存が大きいので確度は全く不明です。
△北海道設備更新
当期に230MYの設備投資予定あり。ネットキャッシュ820MYは大きく目減りし、資金余裕は損なわれます。
IRに内容の記載はないですが四季報によるとドイツへのショベル輸出のためとのこと。
実績では物流機器に比べ利益率が低いショベルへの投資は心配です。
大株主動向
昨年末に筆頭株主の取引先持株会が1500Y強くらいで1%売却したくらいです。
フォローに値する投資行動かは不明ですが一考の価値あり。
需給状況
あんまり注目されてない感じです。まぁ、小型すぎますね・・。
月初の暴落でいくらか買い残は焼けたようです。
事業価値
当期の会社予想は減収減益ですが、1Qの販売実績を見ると増収増益も十分ありえそうです。
大雑把には前回からそう思っていたので数値はあまり変えていません。
資産価値
これは前回とほぼ変わらず。活発な販売に対応した結果流動資産と負債がどちらも増えたようです。
総評
見直し買いが来れば1800Yくらいは行ってもおかしくないかなぁと思います。
資産が多く配当もあるのでバリュエーションが高いのも⭕️。
下値は10年間の安値でもある1300Yとします。