テンセント

適正株価

23/3 270HKD

24/3 450HKD

25/3 500HKD

26/3 570HKD

 

 

 

去年までの業績は非常に順調と言って良いでしょう。

売上が堅調に伸び、純利益率も25%から40%にまで拡大しています。

一転、今年は伸び悩む予想です。

 

22期3Q決算資料

 

1Qで落ち込んだ売上が2Qでも続き、通年で僅かに前年を割り込む調子です。

文書と合わせて見ても、コロナ禍での行動制限が消費の売上の低迷に影響したようです。

 

ただ、3Qでは既に大きく売上が改善している模様で、一時的な低迷と考えて良いでしょう。

 

売上が21期と同水準からCAGR12%と仮定します、純利益率は難しいですが同社の最近の水準を見て30%と仮定します。

既に巨大な企業ゆえに適正PERを低めに20倍とすると

 

年月 売上 B RMB 純利益率 % 純利益 B RMB 適正時価総額 HKD 適正株価 HKD
23.3 560 20 112 2598 273
24.3 627 30 188 4365 458
25.3 702 30 211 4889 513
26.3 787 30 236 5476 575
           
           
現在株価 HKD 364        
現在時価総額 B HKD 3466        
適正PER 20        

 

※今期に限っては純利益率を実態に即して修正しています

 

こうなりました。

今期に限っては割高に見えますが、回復からの成長はまだ期待できそうです。

 

財務健全性

自己資本比率50%、流動比率120%と、流動比率は小さめなものの大きな不安はないでしょう。

 

 

むしろ懸念すべきは政府の方針で、これは祈るしかありません。

デジタル娯楽の比重が大きく、当局からはあまり好かれていないようです。