想定株価:
24 3430Y
25 2970Y
26 3330Y
オススメ度:★★★★★
本決算間近なので、再度いろいろ見てみることにしました。
事業価値
本決算前なので当期業績、来期業績予想をなんとか予想しようと国交省の統計など見てみましたが、結局何も分かりませんでした。そもそも、20~23期あたりで売上が大して変わってないのに利益が大幅に増えている理由もイマイチちゃんと分かっていないのです(短信にはコストダウンと書いてあります)。
塩害事件の損失は前回の評価通り数億円規模の見積もり、それ以外はなんとなく売上が微増して利益率は少し反落するかもぐらいの予想以上でしかありません。
想定PERは、前回は利益率の実績成長率から16倍としましたが、今後の成長率予想で言うと数%くらいかなと思ったので10倍に下げました。
ただし、後述するネットキャッシュ比率が+0.29だったのでそれを踏まえて10*1/(1-0.29) = 14.1倍としています。
資産価値
あまり変わらず。
・ネットキャッシュ比率が過去にはマイナスだったのが利益率向上でプラスに転じ、大きく株価が跳ねた時には+0.5とかなり大きくなっていたこと
・今もネットキャッシュ比率は+0.29となかなか高い水準であること
これらが分かりました。
総評
結局、
・ネットキャッシュ比率の考え方を取り入れて今の低PBRが明らかなバリュートラップにはなっていなさそうなことを確認した
・業績は当期も来期予想も全然分からなかった
・熊本景気で高くつけていた想定PERを決算をまたぐのにビビって少し下げた
これくらいの分析しか出来ませんでした。
ただし、それでもなお割安に見えます。
今の株価が適正になるのは-10~20%減益が続くとかそれくらいのレベルになるでしょう。
・・・ホントにそうなったらと思うと怖いですが、まぁ分からないものは分からないので。