想定株価
24 1740Y
25 1790Y
26 1930Y
オススメ度:★☆☆☆☆
4/10に本決算が出ました。
ほとんど予想通りの増収増益ですが、通期予想は成長鈍化を見通しています。
業績予想の信頼性
非常に高いと言えるでしょう。
この調子で会社が経常利益+6.9%と言うのなら実際にそうなっていく可能性は高いです。
事業価値
著者の通期予想は意味がなさそうなので省略。
前回は純利益は18%くらいまで回復していくのでは?と予想してPERも高めに評価しましたが、実績と通期予想を見る限りだとどうもそう甘くはなさそうです。
コロナからの回復トレンドが一服して、コロナ前と同様のゆるやかな成長トレンドになっていきそうです。
そうなると年成長率は5~12%。想定PERは11~19倍が適当そうなので真ん中あたりの15倍を見込みます。
ただ、後述するネットキャッシュ比率が-30%なので、その分想定PERを割って(100/130倍)想定PERは11.5倍としました。
資産価値
前回は見ていなかったことも踏まえて資産価値を見てみます。
資産は安定して増えていて、ROEも高いです。
自己資本比率も改善し続けています。
流石にコロナの時はダメージを受けたようですが、飲食にしてはそこまでです。
今回もネットキャッシュ比率を計算してみると、改善はしているものの-30%であることが分かりました。
ROEは高いので想定PBRは高く見積もっても良いものの現在のPBRも比して高く、またキャッシュを溜め込んでる企業ではないのでバリュー投資的に割安ということはなさそうです。
総評
こうなりました。前回と比べると結構評価が落としています。
ネットキャッシュ比率で想定PERは調整してるのでPBRの重みは小さめです。
著名投資家がネットキャッシュ比率だ!って言ったらすぐにそれかよ!という後ろめたさもあるのですが、この表で想定株価を今の株価に並ぶには想定PERが20倍くらい必要です。
今の成長鈍化見通しではどっちみちそこまではいかないので、買いではないという意味では同じかなと。
もちろん、資産価値はなかなかのものなのですぐここまで落っこちるかは怪しいかとは思います。現実的には2000Y強くらいが妥当なところな気がします。