想定株価:
24 970Y
25 999Y
26 1031Y
オススメ度:★★★★☆
訪問看護介護、デイサービスなどの会社です。
知人が先行きの良さそうな老人ビジネスとして挙げた銘柄で、割安かつ成長中に見えたので興味を持ちました。
事業価値
長年に渡って着実な成長を続けているようです。
超少子高齢化で老人が増えまくる日本では今後も含め確実性の高いビジネスと言えそうですね。
訪問系、施設系の両サービスの業績は、どちらも成長傾向ながら鈍化が見られるように思います。
コロナ禍からの回復が落ち着いてきた影響がありそうに思えますが、高齢者数からいって市場規模の拡大傾向は変わらず特に売上面は成長が続きそうに思います。
業績予想の信頼性
ただ、業績予想はどうも強気に出して下振れする傾向があるようです。
ちょっとイキり過ぎで心配です。最新の中計もすごい成長予想を打ち出してるのに株価は無風なので、市場参加者は宛にしてなさそうな空気です。
当期業績予想
これらを加味し会社は3.9%経常増益を見込んでおり、少なくとも売上は同様に増収見込みに賛成ですが、経常利益は-3%減益を見込みました。
想定PER見積もり
実際にそれくらいの減益になった場合でも成長傾向自体はすぐに変わらなさそうなので、弱気想定PERは9倍を見積もりました。
一方、強気想定PERについて。17~24での経常利益CAGRが8.4%あり、それ以前も含めても安定して成長し続けているため、長期スパンでの同等な成長を見越してPER13倍。後述するネットキャッシュ比率0.12を加味して、13 /( 1.0-0.12) =14.8倍としました。
資産価値
財務上の問題はなく、特に21年以降の好業績でネットキャッシュもプラスに転じ、最新では0.12とやや余裕のある値になっています。
自己資本比率も年々上昇中で、財務面の余裕が伺えます。
ROEも中央値で12%と高いですが、PBRもそれに合わせて1.4ほどになっているためPBRで見た時の割安さは適当な値のようです。
総評
とても割安とは思いませんでしたが、成長実績、財務余裕、今後の市場成長を考えるといくらか割安で魅力的です。
ただし、足元の成長鈍化、減益懸念を考えると
足元の下落トレンドはもう少し続く可能性はありそうです。
個人的にはもし750Yくらいまでいったらかなりエントリーしたいなと思いました。