エフ・コード 23/04

適正株価予想:880Y 

(主に財務健全性の懸念のため)

 

 

 

業績

売上・利益ともに大きく成長中で、

売上では前期2022年期に実績60%の成長、23年、24年も同程度の高成長を見込んでいます。

 

M&Aに関する資料(事業計画資料23/3/30公開)

が、実態としてはM&Aで事業を買収したことによる寄与が大きいようです。

 

 

資金調達に関する資料(同じく事業計画書より)

自己資本比率は21年末には58%だったのが25%まで落ち込んでいます。

流動比率は120%。やや心配です。

 

買収によって利益自体は増えていますが、既存事業に比べ客単価は低かったようで、純利益率は約28%から約20%に減少しました。

 

財務健全性を保つにはこれ以上の買収は難しいですから、この先の高成長は見込めず2~4年後の中期目標で純利益200MYと見積りました。

 

各事業の成長やクロスセルのシナジー効果での成長を加味しつつ、少し厳しめに適正PERを23倍と考えると、

 

純利益見積もり200MY x 適正PER23倍=4600MY

を適正時価総額

現在株価1689Y x 適正時価総額4600MY / 現在時価総額8838MY = 880Y 

を適正株価と見積もります。

 

現時点で買いとはいい難いです。

みんかぶで知り、業績を見たらPER30で売上成長率60%だったので気になったのですが。