想定株価予想:
24 1550Y
25 1920Y
26 1820Y
27 1290Y
オススメ度:★★☆☆☆(数年以内の反落には十分注意)
ヤマウやグリーンランドリゾートと同じく、九州熊本関連銘柄です。
コンクリート土木製品を作っていて、TSMC熊本工場や半導体関連工事で大いに業績を伸ばし、
3Q時点で経常利益はYoY100%以上です。
ただし、株価も23年に4倍、24年も年初来で2倍という高騰ぶりです。
事業価値
長期の経営的には、地味だが堅実な成長という印象です。
半導体特需がなければPERも6~8倍といったところでしょう。
ただ、ここ2年の成長は本当に目覚しく、TSMCは同規模の第二工場の建設も予定しています。
政府主導の防衛関係工事の需要も見込まれるようで、今の成長はもう1,2年継続すると見越して、PERも18倍と評価したいところですが・・・
業績予想の信頼性評価
売上予想は良い精度ですが、利益については「なんか儲かっちゃった」場合を除いてちょっとイキリ気味です。
同じ目に合うのは困るので、想定PERは少し下げて16倍としました。
資産価値
ROEは過去平均は9%程度ですが、当期は17%が見込まれます。
特需的なものと評価してもあと数年は13%くらいは見込めると思われます。
なので 1.0 + (13-8)*0.15 = 1.75を想定PBRとします。
総評
高成長に合わせて株価も急騰しており割安感はないです。
とんでもない高額とは言わないものの、少し行き過ぎな印象です。
とはいえ来期も増収増益は十分見込めますので2000~2500円くらいはあり得るのではないでしょうか。
ただし、工場、都市開発の需要が落ち着いた時には反落が予想されます。
TSMC第一工場の計画・工期が約2年でしたので、周辺インフラの整備と合わせて早ければ2年後くらいには需要が落ち着いてくる可能性があります。
そこまでに利益を新たな収益に繋げられなければただ財務が改善しただけに終わり、株価も1000~1500円くらいに逆戻りするでしょう。
グロースとしてのエントリーはありですが、いつ売り抜けるかは十分注意が必要です。