想定株価
23 1658Y
24 2028Y
25 2341Y
26 2713Y
オススメ度:★★★★★
前23年12月期は、2800円までぶち上がった後は業績予想が段階的に引き下げられ、成長鈍化で終えた後は1500~1600あたりでうろついているのが現状です。
私は2200円くらいで利確して以後注目していませんでしたが、下げ止まり感があるのも確かでしたのでこちらのツイートを見て調べてみることにしました。
【4074 ラキール】
— 四季報分析@テンバガー研究所 (@shikiho_10) 2024年3月15日
時価総額 118億円
PER 17.45倍 PBR 3.10倍
ROE 15.4% ROA 8.1%
自己資本比率 58.4%
⭕国策 DX関連
⭕四季報銘柄
⭕割安成長株
⭕財務良好◎
⭕IR電話◎
⭕テンバガー候補銘柄◎
⭕2024年12月期 (会社予想 前期比)
売上高 76.53億円→92.15億円
+20.4%↑
営業利益… pic.twitter.com/nweLVHoNpP
事業価値
当期は期首予想で+28%増益を打ち出していますが・・
前期の苦い記憶があるのでそのまま信用は難しいです。
ただ、件のツイートでは当期も来期も+20%と具体的な増益目標をIR取材で返答あったとありますし、上表の通り22年期は上振れの結果に。
また、5月15日の1Q決算では進捗率は順調でした。
(前期は1Qで24%とありますが、引き下げ後の進捗率が表示されているので実際はもっと低かったです)
これらを踏まえると、筆者見積もりとしても会社予想を採用したいと思います。
25年期以後の成長率は、ツイート内のIR取材では+20%とのことですが段階的な鈍化を保守的に見積もり一律+16%としました。
とはいえ、高成長が前期に+10%に落ち込んだのは事実なので、弱気な想定PERとしては前回同様18倍を見積もりました。
強気なほうは+20%ほどの成長率に適切な25倍をベースに、後述するネットキャッシュ比率0.2を考慮して25 / ( 1-0.2) = 30.4倍と見積もりました。
資産価値
前回はそもそも見ていませんでしたが、自己資本比率の改善やBPSの増加具合を見ても順調に価値が向上していることが分かります。
とはいえ、ROEが中央値で12%と高めなことから想定PBRを1.6倍(=1.0 + (ROE-8)*0.15)としてもPBR目線では現時点でも割高気味です。
高成長のグロース企業にしてはマシなレベルですが、やはりグロースらしい範囲です。
また、主に流動資産の増加からネットキャッシュは増加傾向で、最新の比率が0.2とやや良い状態だと分かります。
総評
やはり下げ止まり感もあり、確かにいくらか割安に見えます。
2Qの決算次第では上方修正などからの大きな増加も見込めるでしょう。
とはいえ、1Qは好決算だったものの最初のチャートの通り1600円まで上げたのち戻してしまいました。
前期の激しい値動きからか慎重な市場反応が見て取れます。
受給を見ると1Q決算後の期待感が見て取れます。
浮動株700千に対し買い残50千と受給株的な状況ではないですが、やや売り圧はある状況なのですぐにエントリーするかは少し悩むところですね。