適正株価予想
23.2: 1450Y
24.2: 1850Y
25.2: 2200Y
26.2: 2500Y
ここ数年で売上は多少増減しつつ、より利益率の高いプロダクトサービスの比率が伸びています。
DX化のコンサル・受託で溜まったノウハウと技術資産を製品化してサブスク利益を上げようという狙いのようです。
また、口コミ、使い方の発信、近しい企業間でのデファクトスタンダード化など、ビジネスツールの普及に重要なポイントを計画に盛り込んでいます。
総じて、利益を上げる方針に安心感が持てる良い経営です。
一方、実際のツールを使いやすさ等を確認できず、SNS等で好評が確認出来なかったのは気になるところ。BtoBなので問題とまでは思いませんが。
製品の技術的革新性よりは営業力でシェアを増しているように見えます。
決算書や計画書が誇張なく誠実、情報が豊富、予測の精度が高いのは良い感触です。
例えば今期の業績予想も、前回から修正することなくQ3現在で74.8%とほぼ正確な結果です。
その上での成長見込み予測は信頼して良いでしょう。
ちなみに、自己資本比率50%、流動比率は200%と財務も健全です。
業績と目標株価の予想
売上
22年期の売上見込は+16%で700億円弱。同計画書でのターゲット市場規模は27年で3000億円規模ですから、同じ成長率を続けることは難しいでしょう。
今後2~4年ではCAGR+12%と予想します。
純利益率
売上に占めるプロダクトサービスの割合が増え、純利益率が大きく伸びています。
その後、純利益率は22.1-3Q平均で6.1%となっています。
今後もプロダクトサービスの比率が伸びていくことを考え、純利益率を23.2: 6.6%、24.2: 7.4%, 25.2: 7.8%, 26.2: 8.0% と予想します。
これらから、上記通り予想します。
少しならして、
適正株価予想
23.2: 1450Y
24.2: 1850Y
25.2: 2200Y
26.2: 2500Y
優良株と言って良いでしょう。