適正株価予想:
23.5 840Y
24.5 1150Y
25.5 1300Y
26.5 1450Y
SUUMOやAt Homeなどの不動産ポータルサイトを比較検索出来るウェブサイト、ニフティ不動産が主な収益源です。
事業規模は小さいですがニフティ温泉、ニフティ求人などの同じく行動支援プラットフォームを運営しています。
業績
2月発表の3Q決算にて業績が下方修正されました。売上はなんとか増収予定ですが、伸び悩みを見せました。
事業環境
決算発表によると今期の伸び悩み予想は、
1.販売先の一時的な予算調整(主たる販売先になるリクルートでしょうか)を受けた売上減少
2.成長投資
3.各サイトのユーザー数伸び悩み
4.円安によるクラウド利用料増加(ドル払いになるAWSなどでしょう)
このあたりとのことです。
1.のインパクトが中々大きかったようで、収益構造の多様化などの特定の顧客に依存しない成長投資に迫られているという印象を受けました。
総合的に、一過性ですぐに回復するとは思わないものの、そもそもサービスや売上は成長を続けており課題にも中長期では対応可能であろうと見積もりました。
予想
このように予想しました。
19年~23年(予)で売上のCAGRが14%でしたので、少し保守めに12%の成長率を見積もります。
純利益率は、22年期までは20%だったものの、事業の見直し、成長投資、円安など利益を圧迫する要因はまだ継続するため、13%と見積もりました。
適正PERは、伸び悩みを見せたとはいえ売上は成長している状況を考え、17倍としました。
上場の熱狂から軟調が続いていますが、そろそろ「下げすぎ」の良い時期に来たと感じます。
リスク
自己資本比率88%、流動比率780%。 財務は問題ないでしょう。
東京都心の不動産価格は高騰が続いており、日銀の金融政策次第では数年以内にバブル崩壊までいかずとも暴落が懸念されます。
不動産を保有する企業ではないですが、不動産関連として見込んでおくリスクにはなるでしょう。