福利込み適正株価予想:
24.3 310Y
25.3 810Y
26.3 1170Y
オススメ度:★★☆☆☆
11/9に中間決算が発表されました。
通期業績が大幅に下方修正され、株価が暴落しています。
特に当期純利益の予想が大きく落ち込んだのはのれんの減損損失のものですから大騒ぎするではないですが、
売上高の成長を牽引していたエンタープライズ事業で伸び悩みが見られたのが気になります。
これは「海外子会社でコロナ影響からの新規受注回復の遅れ等による売上の低下」と説明されています。 本当にコロナは関係あるのでしょうか? 回復というか、単に新規受注出来ていないということではないでしょうか?
利益面での牽引役となるエンターテインメント事業も、軟調な傾向が続いています。
特に、中国市場でのゲーム規制は今後も悪影響を及ぼしていくでしょう。
総合的に、このように予想しました。
売上の成長見積もり
エンタープライズ事業の成長鈍化により、前回より小さく見積もっています。
下期は回復すると説明されていますが、あまり根拠はなさそうです。
純利益率の見積もり
こちらは
・スピンオフに伴う事業再編
・中国市場などの課題のある事業の整理
・物価高騰に伴う価格転嫁の時差
など、利益率を圧迫してもいずれ対処可能と考え、長期では前回書いた通り4~5%の利益率を取り戻せると考えています。ただ、1年やそこらでは解決しないでしょう。
適正PERの見積もり
前回よりさらに下げて14倍としました。
エンタープライズ事業の高成長が一番の魅力であっただけに、その成長鈍化は大きな問題です。
総評
「ちょっと怪しいけど本当に一時的では?」→「これはこのままダメかもしれない」にヤバそう度が上がったなと。
残念ながらまだ保有しているので、そろそろ損切りしていこうかと思っています。