コーエーテクモHD 23/04/24

福利込み株式価値予想

23.4 2000Y

24.4 2300Y

25.4 2950Y

26.4 3400Y

27.4 3900Y

 

本日本決算が発表されました。

 

 

売上は予想通り、営業益はソフト好調などによる上方修正、当期利益は20%近い上方修正となりました。

 

年末の大株安を受けて3Qで計上した大きなデリバティブ評価損を取り戻した形になります。

見通しが不透明だった証券市場を見越して保守的に付けていた予想を大きく上回ったということでしょう。

転んでもただでは起きない名物会長、流石です。

会社側が保守的に予想するのはともかく、実態として回復していた証券市場をベースにコンセンサスが予想出来ていなかったのは少し意外です。

 

とはいえ、まだまだ先行きが不透明な証券市場を見越してか、売上構成比15%ほどの過去実績がある営業外利益を来期24期は7%として保守的に、コンセンサスを大きく下回る純利益31000MYを会社予想として出しています。

これはやはり保守的な見積もりで、実際には34000MYくらいは達成するのではと推測しています。

 

予想

 

前回 から大きな評価の変化はありません。

営業外収益も面白いですが、本業の売上が着実に成長を続けていて、今後の成長も期待できます。

 

SBI証券 予想PER推移データ

 

ただ、過去実績を見ると予想PERは20~30倍で推移していて、適正PERは前回の20倍から22倍に修正しました。

 

ただし、今期の実績売上成長率は8%となり、来期は21%を見込んでいるものの少し勢いが落ちてきていると考え、売上成長率はCAGR14%を見積もりました。

 

配当は実績と還元方針から妥当な値を見積もっています。

 

方針

決算が大きな減益ならその後が買いのチャンスになるかと待っていましたが、概ねポジティブに受け取られそうな内容でした。思惑通りにはいかなさそうです。

買い時を逃したくないですが、焦って買うほど安くもないのが悩みどころです。