適正株価予想：
24.2 1570Y
25.2 1150Y
26.2 1220Y
27.2 1300Y
オススメ度：★★★★☆
Q3決算が発表され、前期から大幅な増収増益がほぼ確実になったところです。
Q1時点から大きな増収増益が続いており、Q3時点で期首予想、前期実績を超える勢いです。
高騰しても良いかと思いきや、1Q後に一度急騰後調整して、総合的にはじわ上げといったところです。なぜでしょうか？
過去にも16期に同じように大きく増収したときがありました。
決算を読んだところ、16期は金融緩和での不動産開発の活発化、今回は大型案件受注の寄与が大きいようです。
いずれも不動産開発市況や大手デベロッパー案件といった外部影響を受けやすいようで、来期以降も継続するかは少し怪しいなと思っています。
ここ数年での成長率などを見るともっと高成長ですが、16期の例をみると好業績の後にそれ以前よりは高いものの調整した業績を続けています。
これは22期でも同じです。
24期の業績もそのまま継続するものではなく、増収額7000MYの半分ほどが25期以降に定着し、その後は14期から24期までの売上CAGR+6％の水準で成長していくと見積もりました。
成長率+6％ですとPERは10~13倍程度かと思いますが、直近の高成長を加味して適正PERは16倍としました。
リスク検討
自己資本比率67％、流動比率112％、有利子負債自己資本比率22％、いずれもほぼ問題ないです。
過去の期首予想と実績です。
たまに上振れるものの、少し高めに出すことが多いようです。
それは加味してあり、会社予想より少し低めに当期業績を見積もっています。
所感
好決算で多少上げるかもしれませんが、本決算での来期予想は減収予想となると思うのでそこでガクッと落ちてから1100Yくらいに戻ってくる、あるいはそもそも一瞬の上げで終わるかもしれませんね。
ただ、下げてもせいぜい800Yくらいまでだろうと思いますし、長期ではしっかり成長を続けています。
高値を掴まないようには気をつけつつ、ちょっと手を出してみたいですね。
個人的に環境関係銘柄なこともポイントが高いです。
