想定株価
24.3 480Y
25.3 500Y
26.3 520Y
オススメ度:★★★★☆
現在5倍と低PERの割にここ数年で利益が伸びていて興味を持ちました。
事業価値
ただ、長期で見ると売上は成長というより上下を繰り返しているようです。
08年頃から売上はあまり変わっていないです。
上場から14までは利益を伸ばして好調ですが、その後は15から21まで低迷続きのようでした。
短信や説明資料にも目を通しましたが、好調な時は「売上が伸びたので高利益になりました」的な結果論になりがちなようです。
一方低調な時も「消費増税かけこみ需要の反動」とか書くものの、かけこみで伸びた自覚があったなら期首で予想された減収だったか?というとどうやらNO。
特に、10年近く前から「仏壇が流行らなくなってきた」と書く割に売上のほとんどが仏壇墓石のまま変化がないです。ここは一番気になる部分です。
とはいえ、コンパクトで新しい仏壇需要への対応や、ホームページリニューアルとEコマースへの対応など、評価出来る変化もあります。
特に21年の決算説明で言及された認知度向上は多少機能したのか、Googleトレンドの検索結果は上昇したようです。
総合的に、事業環境に左右された売上の小さな上下が増益減益に振れやすく大きな成長は見込めない。ただ、ここ数年の成長は目を見張るものがあり今の利益水準が定着する可能性もある。
と結論づけ、想定PER8倍、売上成長率3%、純利益率4% を見積もりました。
資産価値
ROEが低く資産の成長もそこまでではないですが、着実に積み上がってはいます。
資産が余り気味ですが成長投資をするイメージはなく、配当性向も低めです。
直近では増配もしていますし、自社株買いの余地もあるかもしれませんね。
総評
直近では業績が好調なもののどんどん伸びていく印象はなく事業環境に振り回されやすいので、PBRを重視すべきです。
ただ、長期の低迷で株価が随分落ち込んだ分、まだ上がる余地はあるかなと思いました。
利益はまだ伸びるかもしれませんが、突然落っこちるリスクも十分考えておくべきでしょう。