薬王堂ホールディングス 24/04/06

株価予想:

24 2680Y

25 2890Y

26 3170Y

27 3530Y

オススメ度:★★★★☆

 

前回

 

4/5、本決算が発表されました。

会社予想から比べ、経常利益は-3%、売上は+2%、前年比ではそれぞれ+12%、+10%と、ほぼ予定通りの安定した成長を継続中と言えるでしょう。

プラスにもマイナスにもニュース性はありません。

 

事業価値

ちょっと分析の仕方を変えたので改めて見てみます。

2019年にホールディングス化していますが、大した体制の変化はないので前身の薬王堂㈱を繋げています。

改めて、安定した成長を続けていることが分かります。前回書いた通り売上、利益予想も精度が高いです。

一方会社予想は売上+18%、経常利益+6.7%となっており、過去比較では売上はやや高め、経常利益は弱気目といえます。

「物価高や原材料高騰で売上は伸びるが利益は圧迫されるかもしれない」という考えだと解釈しました。

これは一考には値しますが・・・

前回も貼った期首予想と達成率の表に24期を付け加えました。

やはり利益は期首予想が弱気傾向にあるため、経常利益、純利益は成長率を+6.7%の会社予想より引き上げて+10%を私は見積もることにしました。

物価高は確かに深刻ですが、頑張ってほしいですね。

 

売上や利益の成長率が10%程度なので想定PERは14倍とします。

資産価値

こちらもごく安定して資産を伸ばしています。

自己資本比率は45%程度を維持して問題なし。ROEも10~15%と高水準ですが・・

代わりに流動比率は130%で、有利子負債自己資本比率は33%です。

まぁ、大きな財務余裕ではないが適切に融資を受けながら成長に繋げているという印象です。

 

財務不安とは言えないレベルなので、ROE12%としていつものROE-PBRモデルで想定PBRを1.6倍とします。

 

超余談ですが、17年から配当をきっかり1年に1円ずつ上げてるのが面白いです。

増配率で言えば徐々に下がっていくのでどこかで2円になるかもしれませんが。

総評

安定してますが成長もありつつ、資産価値も十分な水準です。

どっちもどっちという印象なので、PERの重みは60%としました。

 

大変に割安とは言い難いですが今は多少安めですし、利回りも+10%を期待しながらホールド出来るのは十分良い銘柄と言えます。

 

今後も安定して成長してほしいですね。