適正株価予想:
23/2: 58D
24/2: 82D
25/2: 100D
26/2: 125D
売上は年々大きく伸びており、15%~80%で伸び続けている。
2020年に損益分岐を超えて大きく株価が上昇。PER900倍まで行った後に大きく戻し、23/2での予想PERが30倍が現状だ。
この成長は続くだろうか?
売上が伸びた理由を考えてみよう。
損益計算書を見ると販管費/売上比率を低くなってきたことが貢献していると考える。
販売台数の増加に伴い固定費の傾向が強い人件費の比率が下がってきているようだ。
また、粗利率が20%から25%へと改善しつつあるようだ。
財務状況も非常に健全で、負債/資産比率は半分まで減少してきている。
売上はまだ伸びるだろうか?上限はどこか?
テスラの販売台数は2019年時点で36万台。世界トップのトヨタ、フォルクスワーゲンの1/30。トップレベルの上海汽車、フォードの1/15。
よって、売上の成長については19年時点の10倍=240BDを上限に頭打ちしていくと考える。
23/2での予想売上83BDはまだ伸びの余地があるが、今までのような50%超えからは鈍化していくだろう。
よって、売上の成長率を25%→ 23/2 83BD, 24/2 110BD, 25/2 137BD, 26/2 171BD と予想する。
純利益/売上の比率は良くなり続けて23/2で約15%の予想だが、こちらも頭打ちをするだろう。
一律で15%と予想する。(ちなみにトヨタは6~8%。低い・・)
すると、純利益の予想は23/2 12BD, 24/2 17BD, 25/2 21BD, 26/2 26BDと予想する。
適正PERは、ググると輸送機器は40倍だが、トヨタ、フォード、ゼネラル・モーターズなどを見ると成熟した折には10倍弱が目安になりそうだ。
仮に予想通りに売上が伸びたと考えてもまだ成長の余地があると考え、適正PERは15倍と見積もっておく。
これをかけて、今の株価123D/今の時価総額384BDを乗ずると、予想株価はそれぞれ、
23/2 12 x 15 x 123 / 384 = 58D
24/2 17 x 15 x 123 / 384 = 82D
25/2 21 x 15 x 123 / 384 = 100D
26/2 26 x 15 x 123 / 384 = 125D
こうなる。ながい目線で皮算用をするとしても、100Dを割るくらいまで待って良い。
だが、下げ止まるようなら長期保有のつもりで買い始めるのも良いだろう。