想定株価
24 1520Y
25 1650Y
26 1830Y
オススメ度:★★☆☆☆
決算説明でも紹介されていた大型タイトル、Rise of the Roninが3/22に発売されました。
売上は・・・
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日本国内パッケージ版で初週6万本、2周目で2万本です。
同発のプリセンスピーチに少し負け、ドラゴンズドグマ2とは同等の滑り出しです。
とても売れてるとは言えない勢いですね。
売上本数の見積もり
業績にどの程度影響が出そうかを見積もってみます。
2週で8万本となると、累計では25万本くらいと予想します。
DL比率は50%と見積もります。
売上の海外比率について、幕末というちょっとマイナーな日本史のウケは微妙であろうことと、パッとXで検索した限りあまり英語圏での話題はほとんど取れていないようでした。
日本語でも最大が500RTくらいとイマイチ話題になっていないようでしたが、それ以上です。
ここから、売上国内比率は70%と見積もります。
現在はPS5専売ですが、SteamやXBox対応は絶対にした方が良いです。何か事情もあるかもしれませんがやるとして、とはいえ追加の費用がありますし、これらの海外志向の対応で増える売上は1.5倍と見積もります。
合わせて、
25 / 0.50 / 0.70 * 1.5 = 107 ~ 110万本と累計販売本数を見積もります。
ちなみに、販売単価が9000円
開発費用の見積もり
KTの営業利益率は10~40%です。
500万本級のタイトルを目指して開発する場合、KT流の堅実な計画なら売上計画150万本、開発費用25%といった計画を予想します。
業績影響の見積もり
業績にはこのような影響があると見積もりました。
売上計画150万本、開発費33億円のタイトルが見込み売上110万本で売上と利益に-36億円の影響が出るという見立てですね。
事業価値
Ronin影響のみを前回予想に加味します。
-3600の売上、経常利益に-3600の影響を見込んでいるため、
まず24期に-500だけ減らし、25期はベースの売上成長率+8%、経常利益成長率+15%から-3100ずつ少なくなるように成長率を下げました。
見込み通りになれば経常利益成長率は+8.5%になるため、その後の見込み成長率も+12%に引き下げました。
こうなれば明らかに成長鈍化と言えるため、想定PERも19倍→16倍と引き下げています。
これらの引き下げ率はいずれも勘です。
資産価値
こちらはあまり変わりありません。想定PBRを2.5->2.4、BPS成長率見込みを+6.0%→+5.0%に引き下げました。
総評
売上や利益への直接のダメージは大きくありませんが、業績を牽引するはずの大型タイトルの雲行きが怪しいとなればやはり想定株価も下げざるを得ないですね・・。
初週売上時点でこの見積もりを出せてればポジションを減らせていたかもしれませんが、個人的に元気がなくて株を見れてなかったのですよね…。
まぁ、収益構造は堅実な会社なので焦って投げ売りするほどではないと思います。